公開日:|更新日:
八王子の地元工務店のメリット
ハウスメーカー VS 工務店 7つのポイント徹底比較
「ハウスメーカーと工務店、何が違うんだろう?」「どちらで建てるのがお得なの?」と思っているかたも多いでしょう。
ここでは、ハウスメーカーと工務店の「施工範囲」「建築資材」「建築コスト」「デザインと予算」「工期」「施工の精度」「アフターメンテナンス」の7種類のポイントを比較してみました。
1.施工範囲
ハウスメーカー:日本国内全域で事業を展開しています。
工務店:本社がある自治体と、その近隣エリアで「地域密着」で展開している工務店が多いです。
2.建築資材
ハウスメーカー:自社に工場を持ち、規格化した建築資材を作っています。
工務店:建築資材は提携している資材工場や業者から持ち込まれるので、建てる家によって違います。
3.建築コスト
ハウスメーカー:工場で建材を一括で製造するため、コストを抑えることができます。
工務店:現場で資材を加工するため、コストがかかる傾向があります。ただし、設計や施工を自社で一貫して行う工務店がまったく同じ仕様で家を建てた場合、広告宣伝費を加えていない分、工務店の方が安い場合があります。
4.デザインと予算
ハウスメーカー:デザインが規格化されていて、いくつかの選択肢からデザインを選ぶ場合はコストが割安になります。完全自由設計になると建築費用が高額になることもあります。
工務店:希望のデザインが実現できる完全自由設計が可能です。
5.工期の長さ
ハウスメーカー:自社工場で加工済みの建築資材の調達、現地で組み立てて施工と、家づくりの工程がシステム化されているため、比較的工期が短めです。
工務店:設計・建設資材の調達・施工が別の業者であることも少なくありません。現場で資材の加工をするため、工期の長さは天候に左右されます。梅雨や台風シーズンには雨が降るので工期が遅れることがあります。
6.施工の精度
ハウスメーカー:建築資材の加工のほとんどが工場で行われているため、仕上がりは均一です。
工務店:建築資材の加工や現場での施工をする職人の腕に左右されるため、仕上がりに当たりはずれがあります。口コミや「お客様の声」などを調べて、職人の対応もチェックしましょう
7.アフターメンテナンス
ハウスメーカー:365日24時間体制で対応するコールセンターや、定期点検サービスがあるハウスメーカーが多いです。
工務店:定期点検サービスや365日24時間体制のコールセンターを持つ工務店が増えてきています。地域に密着している分、突発的なトラブルに対しては、工務店の方が迅速に対応できる場合があります。
工務店で注文住宅を建てる3つのメリット
1.予算や工期に合わせて自由に設計ができる
工場で作った建築資材を現場で組み立てるハウスメーカーとは異なり、工務店の注文住宅は完全なオーダーメイドです。外観・間取り・内装・素材など、予算や工期に合わせて自由に設計できて、世界に一つしかない大切な我が家を建てることができます。
2.土地探しから相談に乗ってくれる工務店が多い
「どんな家を建てるか」も大切ですが「どこに家を建てるのか」も大切です。せっかく土地を購入しても、建築制限があったり、家そのものを建てられなかったりした土地では、自分のイメージ通りの家が建てられません。 地元に密着した工務店の中には、家を建てる土地探しから相談に乗ってくれる工務店が多く、地元の不動産会社とのつながりで、ネットに出回らないよい物件を知っていることもあります。
3.アフターメンテナンスがきちんとしている
地域密着型の工務店は、こまめな定期点検や小規模な修理、トラブルへの迅速な対応など、アフターメンテナンスがきちんとしています。
工務店で注文住宅を建てる時の注意点
工務店で注文住宅を建てる時の注意点は2つあります。
- 天候や他の施工とのスケジュール調整上、工期が長くなることがあるため、見積書と違う金額になることがある
- 担当者の対応や職人の技術力にばらつきがある
2つの注意点は、事前に情報を集めて、地元で評判のよい工務店を選ぶことで解決できます。
土地選びから相談に乗ってくれる工務店を選ぶと、自分の建てたいエリアに、ハウスメーカーの家よりも安い価格で、自分の好きなように家を建てることも可能です。
そもそも「工務店」とは?
「工務店=大工職人」のイメージが強いですが、実際の「工務店」にいるのは大工職人だけではありません。 代表的な「職人」をあげてみましょう。
- 土工:地盤を平らにしたり、土を盛ったり、セメントで固めるなど基礎工事をする職人
- 外構業者:住宅周りのコンクリート、ブロック塀などを担当する職人
- 鳶職:足場を組みたてる職人
- 大工:木材や瓦などを使って「家」を組み立てる職人
- 内装業者:壁に石膏ボードを貼る、壁や天井などにクロスを貼る、床のシート張りなど、
- 内装を担当する業者
- サッシ業者:窓やドアなど部屋の入口の住宅設備を取りつける業者
- 水道・電気・配管工:水道、電気、配管などの設備を工事する業者
多くの「職人」が、1件の家を建てるために関わっていますが、それを管理して工事を取りまとめているのが「工務店」です。
工務店は3種類ある
「工務店」は事業規模によって3種類に分類できます。特徴をまとめました。
1.地域密着型の工務店
事業規模:社長と数名の社員。
特徴:創業以来、家族経営で地元で施工を続けているタイプの工務店です。設計・建材の調達・施工・アフターメンテナンスまでを自社で行います。リフォームを手がけている工務店も多く、トラブルがあれば、すぐに駆けつける小回りの良さが魅力。
2.フランチャイズ加盟した工務店
事業規模:数名から数十名
特徴:全国規模で展開するハウスメーカーと、フランチャイズ契約している工務店です。 フランチャイズ加盟店同士で情報を共有しているので、その工務店と条件が合わなくても、同じ系列の工務店を紹介してくれます。建築資材などを加盟工務店が共同で仕入れているので、コストを下げることが可能です。
3.中堅ビルダー
事業規模:本社の事業エリア以外に、近隣の県や市に支店や営業所を設置している事業展開している工務店。
特徴:ハウスメーカーのようにモデルハウスを持っていて、オリジナルコンセプトを打ち出している事業者も少なくありません。デザインと住宅性能にこだわる方におすすめです。
公式サイトの情報から工務店を選ぶポイント
工務店の公式サイトは重要な情報源。できるだけ多くの情報を集めましょう。公式サイトを比較する時のポイントは8つあります。
- 施工実績(施工事例の掲載数が多いほどよい)
- スタッフが持っている資格が明記されているか
- 住宅性能表示(ZEH、BELS、耐震等級、長期優良住宅など)
- 素材(無垢材や天然素材の壁材などのこだわり)
- 保証・アフターサービス(住宅瑕疵担保保険や住宅完成保証制度加入を明記)
- 施工クオリティ(施工数・受賞歴・自主施工か協力会社を明記している)
- モデルハウスの有無・数
- 八王子で家を建てる土地探しができるか
サイトをチェックする時に「常に最新情報を掲載していること」も重要。「お知らせ」や「最新情報」だけでなく、公式ブログや「お客様の声」などの更新頻度も重要なチェックポイントです。
できる限り情報を集めて納得のいく我が家を建てましょう
注文住宅は、人生で一度の楽しいイベントです。家を建ててから後悔することのないように、十分に情報を集めて工務店を選びましょう。